今週のお題「好きなアイス」
小学生のとき、何故か夏休みは毎年、高知のグランドペアレンツの家に一ヶ月移住させられていました(恐らく邪魔だから)。
低学年の時は親や上の兄弟たちと離れるのが嫌で泣きじゃくっていましたが、高学年になるにつれてホームシックになることもなく、
高知最高!魚も美味しいし!川も綺麗!坂本龍馬だし!高知城もあるし!最高!いえあ!
って感じで満喫していました。
んで、そんな最高な夏休みを高知で過ごしていたある日、
なんでも好きなものを買ってくれるという最高の祖母と一緒に近くのスーパーに行った時、
祖母から
「暑いからクリーム買うてあげるき、クリーム見てきなさいね(うる覚え高知弁)」
と言われました。
あ、ちなみに、クリーム=アイスです。
祖母の年代あるあるなのか知らんけど、彼女はいつもアイスを「クリーム」って言ってました。
謎。
余談ですが、小学2年生の時の私はこのクリームという言い方にどうも納得がいかなかったようで、
祖母に対し、
「だ、だがら"!! グリ"ーム"って! い、い"わ"な"い"でって! い"っ"でる"じゃんっ!! や、や"め"でって! い"っ"でる"じゃん!!」
と何故か号泣しながらめちゃくちゃキレてしまったことがあります。
謎。
はい。
それで、いえーい!アイス!アイス!となった小4のジャリガキはアイスコーナーへと向かいました。
最初は高知名物の柚子が入ったしゃりしゃり系のアイスを買うつもりだったのですが、アイスコーナーについたジャリガキが目にしたもの、、
それは、、
そうだね、おっぱいアイスだね
(そうだね、プロテインだね)
衝撃でした。
「おっぱい??アイス??」
と混乱しながらも一人で超ニヤニヤしてしまったのを覚えています。
これで小学生じゃなかったらただの変態です。
でも、考えてみてください、この時、私は小4。
おっぱいとかおしりなどのワードにめちゃくちゃツボってしまう時期です。
つまり、このアイスに対し、とんでもなくウケてしまった小4は、即座にアイスを取り、祖母の買い物かごにINしました。
で、帰宅後、実食。
ゴムの先端を切り、チューペットを食べるようにアイスを吸い込もうとすると・・・
どばばばばばばばばばばばばばばば
(アイスが止めどなく溢れ出る音)
見事に全部溢れ出てしまいました。
失敗です。
これ食べるのすんごい難しい。
水風船の中にアイスが入っているようなものなので、ゴムが小さくなっていくからどんどん中身が押し出されていく。しかも、下の方を強く持ってしまったので更に勢いがついてしまい、ただただ液体が流れるのみ。
結果、洋服をアイスまみれにしただけになりました。
でも、そこでくじけなかった小4の私。
その後も何度かアイスを買ってもらい、おっぱいアイスの食べ方のベストは何なのかを探り続けました。
そして試行錯誤の末、おっぱいアイスのベストな食べ方を編み出しました。
☆おっぱいアイスの作法☆
●アイスの硬さは固すぎず柔らかすぎずの状態がベスト。
●下の部分は持たずに上の入口部分を持つようにしよう。
●ゴムなので落としたら割れて終わり。
●入口を切ったらすぐに吸い付こう。そして一度吸い付いたらそのまま突っ走ろう。後ろを振り向くな。前だけ見て生きろ。
●赤ちゃんだったときを思い出して挑もう。
です。
「おっぱいアイス」というほっこり笑顔になれる名前のわりに、結構ハードなアイスです。
でも、味はかなり美味しい。
濃厚でクリーミーなミルクアイスでバニラビーンズの風味が効いている&濃厚な割に後味がスッキリしているので何度でも食べたくなる。
(後々、調べたら添加物不使用だから後味さっぱりで喉が渇かないらしい)
どうでも良いけど、高知の祖父母の家におっぱいアイスを二つ持って露骨なポーズをする小学生(私)の写真があります。今度行ったとき燃やす予定です。
まあ、そんな感じでかなりリスキーなアイスですが、その名前と見た目のインパクト、そして予想外にめちゃくちゃ美味しいぞ!というギャップにやられた(?)小学生は夏休みに高知に帰るたびにマジでこればかりを食べていました。
あの頃の私はおっぱいアイスに夢中だった・・。
むしろ、おっぱいアイスしか見えてなかったと言っても過言ではない(過言です)。
はい。
「夏」「アイス」と聞くといつも服をベタベタにしたあの日のことを思い出して少しセンチメンタルな気分になってしまいます・・。
懐かしいな・・・。
そんな私ももうアラサー。
なので昨夜は、
「もう、赤ん坊じゃねえんだ、俺ぁ」
という意思の現れです。
はい。
でも、もし関東でおっぱいアイスを売ってるところがあったら教えてほしいです。
久々に赤ん坊気分を味わいたいんでね(まだまだ乳離れできないってね☆)。
それだけの話でした。
では、さようなら。