Netflixオリジナル映画「ヒーズ・オール・ザット」見ました。
●映画「シーズ・オール・ザット」について。超暇なときに是非↓
『She's all that』という最高のラブコメをもっと世に広めたい。 - 栗まんじゅうの日記
私が愛してやまない、世界一最高なラブストーリー映画「シーズ・オール・ザット」のリメイク版！ということで、オラ、ワックワクすっぞ！となりながら鑑賞。
折角なので、感想を書いていこうかなと思います。↓
「ヒーズ・オール・ザット」感想
超人気インスタグラマーであるパジェットは、恋人の浮気現場に遭遇しプロムパーティを前にして破局。その上、浮気現場で激しく取り乱す姿をライブ配信されていたことにより、スポンサーとフォロワーを失ってしまう。インフルエンサーの収入を大学に行くための資金にしているためなんとか信頼を取り戻したいパジェット。「人をメイクオーバー（大変身）するのが得意」ということから、スポンサーたちを取り戻すため、友人と「イケてない男子をプロム・キングにする」という賭けをすることに。その賭けの対象に選ばれたのは、変人でイケてないキャメロンだった。
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90年代、一世を風靡した青春ラブストーリー「シーズオールザット」のリメイク作品である本作。
リメイク版の大変なところは「誰もが知っている内容の作品をどのようにしてもう一度新鮮な気持ちで楽しませるか」という部分だと個人的に思っているのですが、それに対し本作は「she」を「he」にするというかなり大胆な変化を入れたのが勝因だなと思います。そこを変えただけで、リメイクだけど全く別物の映画として見れるので、過剰に原作と比べられることはない&新たな気持ちで見ることができるのかな〜と。
主人公が人気インスタグラマーというのも中々上手い設定。「学校の人気者」なだけでない現代的な感じも90年代との違いがあって面白い。
余談ですが、後々調べたら主人公パジェット役のアディソン・レイは本人ももっとも稼ぐTikTokスターとして超有名な人なんですね。
アディソンのtiktokアカウント↓
まさに適役やないか。
しかも、アディソンはあの人気番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』のコートニーと仲が良いということ。だから、今回コートニーがスポンサー役で出ているんですね。
何でコートニー出てるのかと思ったけど。納得。
話のテンポが良く華やかなので飽きずに見ることができる映画なんですが、ただ全体的に、あれ？倍速にして見てるっけ？と思うほど展開や話のスピードが早かったので、もう少しだけ間があるともっと感情移入ができたかなと。
でも、個人的には軽い気持ちでテンポ良く見れてハッピーな気持ちになるラブストーリーが大好きなので、本作はかなりその粋に入っているから＝（イコール）好きです。
主人公・パジェットはスクールカースト上位女子だけど実は母子家庭であまり裕福でなく（周りには隠している）、インスタグラムで得たお金を生活費や大学資金に当てているという健気なところもあるので見ていて応援したくなる主人公。
イケてる女子なのに高飛車でなく誰に対してもフレンドリーという普通に超良い子。
家の配管の修理費を母親が知らない間にさらっと支払っているのがとても良かった。
ちなみにパジェットの母親役は原作のヒロイン・レイニーを演じた、レイチェルリークック。
相変わらず、めちゃめちゃ可愛すぎて泣いた。こんな可愛いお母さんがいるかよ。
そして、今回のレイニー的存在であるシンデレラボーイのキャメロン君は正直、変身する前からすでにイケメン。
変身前のキャメロン君。
彼の性格は『ゴシップガール』のダンをもう少し卑屈にした感じ。ちなみにキャメロンの妹は『ゴシップガール』のジェニーとほぼ同じ性格。キャメロンの親友は『ゴシップガール』のヴァネッサをもう少し卑屈にした感じ、です。
卑屈系男子の典型か。
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変身前もイケメンだけど変身後は超絶イケメンなキャメロン。スーパーサイヤ人が超スーパーサイヤ人になった感じ。
あと、原作にいた主人公の元カノの彼氏で調子に乗りまくっているナルシスト男・ブロックを演じたマシュー・リラードがカメオ出演していて超テンション上がりました。
今回も少しだけダンスを披露していた。
今回、ブロックの立ち位置にいるのは、キャラ的にはパジェットの元カレである浮気野郎のジョーダンなのかなと思うのですが、
パジェットの元カレ・ジョーダン。もちろん頭は空っぽ。
ジョーダン氏、結構登場していたわりに正直ブロックほどの印象は残せていなかったのでそれがかなり惜しかった。
もう少し何らかの形で爪痕を残してほしかったな。
恐らくブロックのような面白いダンスをしなかったのが敗因です。
ブロックのダンスは面白すぎて最高なんやて。
原作の笑いのレベルが高すぎたので、それを超えるのは難しいです。
あ、あと、
主人公のレズビアンの友人がめっちゃ良い子だった。
この子なんか可愛いくて好き。
そして、ビッチな友人はどこまでもビッチでそれはそれで良かった。
我、ビッチ道を貫く者なり。
はい。
そんな感じで、
「シーズオールザット」のキャストが多数カメオ出演、原作でも印象的だった派手なプロムダンスシーンがまた見れたり、Sixpence None the Richerの名曲『Kiss Me』がここぞというシーンで使用されたり
と、原作ファンの人も楽しめる要素が繰り広げられているのはもちろん、全く知らない人も純粋に楽しめるハッピーラブコメディーだなと思います。
あ～～早くプロムに参加したい～～
という気持ちになる（私はアラサーです）。
ただ、一つ・・。
原作ファンとしてはやはりオマージュとしてパフォーマンスアート集団のリーダー・オムツ男ことミッチの要素をどこかに入れてほしかったなと。
ミッチがいたおかげで「これはただの青春恋愛映画じゃない・・」って思えたよ。
Be silent.
Be still.
はい、以上です。
最近私は「アメリカンクライムストーリー」と「パージ」ばかり見ていたので、久々にこういう映画を見て心が洗われました。
とにかくハッピーな話です。
ハッピーラブストーリー青春映画です。
面白かったので気になったら原作を含めて是非見てみてください。
原作の「シーズ・オール・ザット」もよろしくお願いします。
では、さようなら。
