最近、むしゃくしゃすることが多くてですね。
些細なことですぐにイライラしてしまっていたんす。
仕事が忙しいこともありますが、
99%は確実に己の心の技量の狭さのせい。
最近、本当に自分のことしか考えてない。
何年人間として生きてるんだ、自分。
精神が未熟すぎるだろ。
という感じで、自分の根性を叩き直したいと思い、滝修行か座禅でもしようかなと考えていたのですが、
ふと木曜日の朝の電車で、
そうだ・・山に登ろう。
と思い立ちました。
山と言えば古来より人々の信仰の対象であり、修行の場としても使われてきた場所。
登山をすることで改めて己と向き合い、また新たな気持ちで物事に取り組んでいけるかもしれないと思い
(山に超期待しとる)、、
来ました。
超有名な「高尾山」。
4時半起、朝5時出、朝7時前に着。
もっと修行っぽい過酷な山選べよってかんじですが、登山するのが小学校の遠足以来の山ド素人野郎なので、初心者にも優しい且つ安全な山にしました。
この可愛いムササビの銅像に銘じて許してください。
はい。
で、
様々なコースがありますが今回登るのは、
一号路(赤い線のところ)の表参道コース。
3.8kmと距離も程よい。
途中地点までケーブルカーとリフトがありますが、やはり修行なので、それらは使わずに一歩一歩山道を踏みしめながら登っていこうと思います。
とりあえず山の中間地点っぽい高尾山駅まで頑張って登り、そこで休憩してから山頂を目指す。
では、まず、
ここからスタート。
入っていいのか一瞬迷いましたが、すでに登り終えた人が出てきたから安心して入った。
道が整備されているから登りやすい。
早朝だから人も少なく、涼しくて気持ち良いし。
緑の匂いも良いのう。
なんか登りやすいし、案外いけるかも、自分。
と余裕ブッこいていたのは、最初の15分。
この後、徐々に急な坂が続いていくと、どんどん呼吸が乱れ、全身が沸騰したような暑さになり、調子に乗っていたペースもダウン。
こんな早い時点でもうキツいの?!体力無さすぎじゃない??
と自分に絶望。
やばいキツい、
何で山なんて登っちゃったんだよ自分。
と坂を上がりながら正直めちゃくちゃ後悔しました。
しかし、これは楽しむために来たわけではない。
あくまで修行。
山という大きく神秘的な存在と対峙し、己の弱さと向き合うため。
そうだ! 踏ん張れ、自分!
一歩一歩踏み出すんや、自分!
と、自分を鼓舞することにより、なんとか止まることなく登り続けること15分。
すると、徐々にペースが掴めてきたのか、安定した歩きに。
人間は順応性のある生き物なり。
しかし、それでもやはり必死だったようで、高尾山駅までに撮った写真は、
何故かこれだけ。
それで死にそうな思いになりながらも、なんやかんや
高尾山駅に到着。
(この写真は帰りに撮った高尾山駅。)
ここで休憩して山頂目指します。
この時点でまだ8時前だったから人全然いなかった。
めちゃくちゃ疲れているはずなのに謎にテンションが上がっていたので3分だけ休憩し、即GO。
ここからは平坦な道が続くので、観光スポットを歩いているみたいな気持ちで登山。
そういえば、入らなかったけど、
「高尾山さる園・野草園」
という、ちょい気になる場所があった。
このキャラ説明超面白かったので是非アップにして読んで欲しい。猿も千差万別。
入らなかったわりに缶バッジは買った。
で、もう少し進むと、
いきなりたこのオブジェがあったので、どうした?山やぞ?と思ったら、
「たこ杉」という木があった。
本当にたこみたいな形してる。すげい。
守りたい、このたこ杉。
そうこうしている間に、
分岐点。
左が急な階段の「男坂」、
右がなだらかな坂道の「女坂」。
です。
私が一号路を登りたかった一番の理由は、
この
男坂の108段の階段に挑みたかった
からです。
108と言えば人間の煩悩の数・・・。
(小学生の時『シャーマンキング』で学びました)。
煩悩の塊の様な自分。
少しでも煩悩を減らし、より良い人間になりたいという思いからどうしても登りたかったんす。
つーわけで、
いざっ
一段一段数えつつ、一気に駆け上がる。
そして、
当たり前だけど登り切った。
(ゼイゼイしながら)
どこかで数え間違えたため106段しか無かったですが、登り切った達成感はめちゃくちゃありました。
煩悩を超えたぜ。
ここを登ってから後の展開は早かったです。
山頂方面と書かれている方を目指し、ひたすら歩く。
中高によくある「全国大会出場」の横断幕みたいでなんか良い。
人が全然いなかったから本当にこっちで良いのか?と疑問を持ちながらも進む。
ひたすら登る。
人生の格言って感じの言葉。
なんか沁みますね。
ひたすらひたすら山頂目指す。
そして・・・
そして、そして・・・
ついに・・・
山頂到着。
ふわーーーーーーーー!!!
すごーーーーーーーー!!!
山って・・本当に登り切れるんだ・・・(?)
山頂に着いた時のやり切った感って、半端ないすね。
辛くて苦しい思いをした先に大きな満足感を得ることができる。
そりゃ、みんな登りますよね。
私も今回登っただけで
「自分ってこんなに登れる人間なんだ」
と自分に自信を持ちましたもん。
途中、調子に乗りすぎて、
どうしよう・・・私・・・登山家になれちゃうかも・・・
と思ったくらいです(大概にしろよ)。
頂上からの風景。曇っていたので景色が綺麗だったわけではないですが、風が気持ちよかったです。
山の至る所にいた、お掃除小僧。頂上バージョンも超可愛い。
持ってきた、おにぎりとパンを食べながら景色を眺める。
頂上で食べてると思うと一層美味しく感じる不思議。
次は頂上で温かいコーヒー飲みたいな〜
絶対格別だろう、持ってこよう。
そして、
頂上を無駄にうろついた後は下山し、
高尾山駅で御目当てのグルメを食べることに。
絶対に食べたかった、有名な天狗焼きと(この時、創立100年記念であんこ増量してた)
チーズタルトを食す。
この二つめちゃくちゃ美味しかった。
これらを食べるためにまた登るか?レベルで美味しい。
登山後に食べるスイーツは格別でした。
はい。
そんな感じで、小学生以来の登山でしたが思った以上に登ることができたので大満足。
久々に自然と触れ合ったので気持ち的にもリフレッシュできました。
修行のはずが普通に楽しんでしまった・・。
高尾山も勿論また行きたいですが、違う山もチャレンジしてみたいな・・と今企んでおります。
こうして人は山にハマっていくのか。
あ、あと帰りに
これ駅で買いました。
美味しすぎたのでブログ名を酒まんじゅうに改名します(嘘です)
はい。
そして今後は登山ブログになる予定です(嘘です)
では、さようなら。