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栗まんじゅうの日記

ただのしょうもない日常を綴っていきます

今日の日記(だったはずが、途中からドラえもん夢小説になります)

 

疲労と頭痛により、

帰宅と同時に床に倒れる、

をしました。

 

つらい。

 

ご飯食べるのもだるい。

お風呂なんて超だるい。

ドライヤーとかふざけんな。

こっち見んな。

 

こういう時、家に誰かいて欲しい。

床にうつ伏せになりながら誰かに愚痴りたい。

誰がいたら嬉しいかな・・・

 

できたら、

ドラえもんとかがいいな。

 

道具とかいいからさ、

ただそばにいて話を聞いて欲しい。

 

「うんうん、栗まんじゅうちゃん、頑張ったね」

 

って、大山のぶ代の声で優しい言葉をかけ(のぶ代世代なので)、

そっと抱きしめて、

頭を撫でてほしい。

ドラえもんをどういう目で見てんだ)

 

私はのび太みたいに道具をねだったりしないから。

ただただドラえもんがそこにいるだけでいい。

何もせずに家で過ごしてくれたらそれでいいから。

私はドラえもんとおしゃべりしたり、

一緒にどら焼きが食べれるだけで満足だから。

 

そうドラえもんに話すと、

ドラえもんは、少し困ったように笑った。

 

その時の私はその笑顔の意味を深く考えなかった。

いや、ただ考えないようにしていただけなのかもしれない。

私と彼との生活は上手くいっていると思っていたから。

思いたかったから。

自分がドラえもんを縛り付けてると知らない、

一人で満足しているバカな幸せ者だった。

 

そんな会話をした、

数日後、

 

ドラえもんはいなくなった。

 

突然だった。

 

いつものように仕事から帰宅すると、

部屋は不気味なほど暗く静かな空間で、

心臓が一気に重くなった。

 

いつもなら、

明るいリビングのソファーの上に、

テレビを見ながら横たわる、

丸くて青い物体がいるからだ。

その呑気な姿を見るだけで、どんなに疲れていても笑顔になれた。

 

「おかえり」

 

その言葉がないだけで、こんなに不安になってしまうのか。

自分がどれだけドラえもんに依存していたかを自覚し、うんざりしてしまう。

 

部屋の電気をつけると、

テーブルの上に鍵と手紙が置かれていた。

それを見た瞬間、

全てを把握した。

 

 

ああ・・・のび太の元へ帰ったんだな・・

 

 

鍵はもちろん家の合鍵で、

それをドラえもんはいつも四次元ポケットに収納していたが、

ちゃんとポケットの中身が整理できてないせいで、他の道具と混ざってしまい、毎回スムーズにとりだすことができずにいて、

私はいつも笑っていた。

そんな思い出のある合鍵は、

今となっては彼の温もりさえ残っていない、ただの冷たい鍵だった。

 

鍵の下に置かれた手紙には、

 

栗まんじゅうちゃん

君には僕がいなくても大丈夫だ

今までありがとう

さようなら

 

と、下手な丸字で書かれていた。

 

ききがきタイプライターを使えばいいのに

と思ったが、

敢えて手書きなのが彼らしい。

 

魔法のような道具をたくさん持っているのに、

滅多に使わない。

彼のそんなところが好きだった。

尊敬していた。

彼の負担にはなりたくなかった。

だから、道具には一切頼らなかった。

道具目当てだと思われたくなかった。

(金目当てみたいな言い方すんな)

幻滅されて、嫌われたくなかった。

 

でも、それが

彼にはとっては辛かったのかもしれない。

だってロボットだし。

道具を使ってナンボ、な存在だからだ。

 

もっと甘えても良かったのかも・・。

例えば、、そう、、のび太のように。

 

なんて、

今更思ってももう遅い。

 

私は鞄から、

新宿小田急ハルク1Fにある和菓子屋さんで買った、

笑えるくらい馬鹿でかいどら焼きを取り出した。

 

勿論、彼へのプレゼントへ買ってきたものだ。

 

封を開け、

徐ろにそれに齧り付く。

 

・・・甘い。

美味しい。

けど、

 

こんな大きいどら焼き、

一人で食べたら太っちゃうよ・・・

 

そんなことを考えてしまう自分に少し笑いながら、

私は無心でどら焼きを食べ続けた。

明日に残したくなかったから。

 

甘いはずのどら焼きの味が、

途中から少ししょっぱくなった。

 

 

END

 

 

どうしました?って感じですよね、

本当にどうしたんでしょうか、わかりません。

本当に普通の日記を書くつもりが、

ドラえもんに抱きしめて欲しい、

のあたりから徐々に勢いが付いてしまい、

人生初のドラえもん夢小説を書いてしまいました。

人間疲れているとこんな感じになります。

 

はい。

 

では、さようなら。