先日、出社時、
電車を降りて階段へ向かっていると、
後ろからぶつかり系おじにぶつかれました。
久々〜〜〜
めちゃくちゃ広いホームで人が多かったわけでもないのに。
私の荷物も別に大きくないのに。
確実にあえてぶつかってきとる。
確信犯。もとい、確信おじ。
普段であれば、
クソがって心で悪態をついて終わりますが、
その日の私は、
仕事が忙しすぎてイライラしていたため、
おじの後ろに張り付き、後ろから圧力をかけることに決めました。
メロス風に言えば、
栗まんじゅうは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐のおじを除かなければならぬと決意した。
です。
その時の私は、
もしスマブラのカービィだとしたら誰彼構わずファイナルカッターを繰り出してしまうほど、
イラつきマックス状態だったので、おじの後をつけるをしてしまいましたが、
決して真似しないでくださいね。
【研究してみようと思った動機】
人にぶつかって謝らないほど急いでいるんだろう。そうであれば許せるかもしれないと思ったから。
1メートルくらいの距離を空けて、
早歩きするおじの後ろに張り付きました。
おじの歩調は止まりません。
歩く歩く。
早歩き。
エスカレーターも早歩き。
そして、
やはり人のカバンにぶつかる。
主に女性でしたが男性にもぶつかっていた。
駅構内は広めだから避けて歩けるのに。
やはりあえて、後ろからちょいぶつかりを繰り返して、
相手にイラつきを与えていました。
4人くらいにやってたな。
すごいスピードで歩く歩く。
おじは止まらない。
私も止まらない。
興味がある。
おじがどこまで進むのか。
何故そんなに急いでいるのか。
何故ぶつかるのか。
何故謝らないのか。
そして・・・・・・
おじの歩調が急に緩やかになりました。
おじ?
どうした?
具合悪くなったか?
今までの勢いが嘘のよう。
私はおじが心配になり、おじの前を見ると、
超屈強な外国人男性が、
3人横並びで歩いていました
おじ・・・
お前・・・・・・
今までの勢いどこ行った?
あの「無敵スター状態」どこ行った?
ばか、お前、
本当・・・
もう・・・おじのばかっ!!
おじのそんな姿見たくなかったよ。
おじは傍若無人に突き進んでいくって思ったよ。
(決してぶつかれというわけではありません)
そして、私はもう、
この研究はここまでだ。
と思いました。
おじの人柄、弱さや情けなさが、すべて顕著に表れた今、
もう研究対象としての魅力も興味も失ってしまったから。
私はおじを抜かし、
外国人男性たちの横をすみません〜と言いながら通り抜け、
後ろを振り返り、
おじの顔を見ました。
おじは、
ぱっと見では、普通のおじでした。
こんな人がぶつかりおじさんなんだ。
おじのこと何も知らんから、
もしかしたら、毎日辛いことや泣きそうなことがあるのかもしれない。
でも、だからといって、人に不快感を与えていいわけではないし、
そんなことを続けていたら、周りの人からどんどん煙たがられていくし、
おじもおじ自身をもっと嫌いになっていく。
それでもいいの?
嫌でしょ?
だったら、おじ、
お前はぶつかった人の分だけ、人に親切をするんだぞ?
ゴミ拾いとかもしろ?
という気持ちを込めて(込めすぎ)。
おじの顔をじっくりと見て、
会社へ向かいました。
朝からめっちゃテンション下がった。
でも、もし自分が嫌な思いをしていたり、忙しくてイライラしたとしても、
絶対に人に当たるのはやめようと思いました。
当たり前のことだけどね。
自分が大変な時こそ人に親切にしたいですね。
そんな余裕のある人間になれたらすごくかっこいいじゃないですか。
もし自分がカービィだったとしても、嫌なやつにファイナルカッターを繰り出さないような、
心の広い人間になろうと思います。
それに気づかせてくれたことに関しては、
まあおじに感謝かな。
だが、絶対に許さん。
今に見てろよ。
という気持ちはまだあるので。
藤井風のように、
精神的に成熟した人間になりたいものです。
はい。
それだけの話でした。
では、さようなら。