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栗まんじゅうの日記

ただのしょうもない日常を綴っていきます

ハロウィン近いからホラー映画「キャンディマン」をレイトショーで見てきた。

 

多分半年以上、映画館に行ってなくて。

久々に行きたいと思い、華金の夜に仕事帰り行ってきました。

思い立ったら即行動するところが私の良いところですよね(誰も言ってくれないから自分で言う)

 

で、見たのは

 

f:id:kurimanjyu:20211016073258j:image

「キャンディマン」

 

ハロウィンの時期にぴったりのホラー映画。

名前は可愛い感じなのに実はホラーというギャップにゾクゾクして良き。

しかも、公開初日だったから、待ちに待ったファンみたいになっちゃいました。

えへへ。

 

作品の事前知識を全く入れなかったので、見る前の予想としては、

 

きっと子供たちにキャンディーを配る『IT』のペニーワイズみたいなやつが多種多様な方法で子供たちを脅かしてきて最後はみんなでやっつける映画なんだろうな、

 

と思いながら見たのですが、

実際は予想に反し、

 

超絶メッセージ性のある作品。

 

でした。

 

 

あらすじ(公式HPから)↓

Universal Pictures Japan

”キャンディマン” その名を5回唱えると、死ぬ。
ジョーダン・ピールが現代に語り継ぐ、忌まわしき都市伝説。

シカゴに現存した公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区界隈では、鏡に向かって5回その名を唱えると、蜂の大群を従えた殺人鬼が現れ、“右手の鋭利なフックで体を切り裂かれる”という怪談めいた都市伝説が語り継がれていた。

老朽化した最後のタワーが取り壊されてから10年後の現代、恋人とともに新設された高級コンドミニアムに引っ越してきたヴィジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探求していたところ、公営住宅の元住人だという老人から、その都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。

アンソニーは恐ろしくも複雑な過去への扉を開いてしまったのだー。

 

というもの。

 

正直、ホラー要素は薄め。

怖さとしては星2つって感じ。

キャンディマンも大体予想通りのタイミングで出てくるので、ペニーワイズと比べると(何故ペニーワイズと比べる?)、そこまで我々をびびらす気はないよう。

 

キャンディマン「自分、そこに力入れてないんで」

 

という感じ。

ビビらせることに重点を置いていない、もっと他に伝えたいことがあるんだ、この作品は。

ちゃんと力の抜きどころが分かっているキャンディマンはきっと仕事ができるタイプ(?)

 

なので、ビックリ系のホラーを期待した人からしたら物足りないのかもしれないです(ただ、人は結構死ぬよ)。

ホラーの皮を被った社会派作品と言いますか。

「キャンディマン」という存在が生まれた背景には人種差別や人々の偏見などがあり、過去に起こった悲惨な事件の真相が明らかになっていくにつれキャンディマンの悲しい過去、そして人々が何故その名を口にしなくなったかが分かっていくのですが、

個人的に本作は、

映画を見ている時よりも見終わった後に力を発揮する作品だなと思いました。

 

後々、よく考えたら、

あのシーンはこういうことを表していたのか!なるほどね!!

という気持ちになる。

見ている時は何と言いますか・・テーマやメッセージが多すぎて、それを受け取るのに必死になってしまうのですが、見終わって落ち着いてから思い返すと、なるほどね!そういうことを表現してたのね!って気付ける。

 

冒頭で、ビルを下から見上げるようなアングルで延々と映している意味や、

白人警官たちが駆け付ける時の足音を異常に膨張している理由、

アンソニー役の俳優がめちゃくちゃ良い身体だし、着ている服もピチピチでそれがとても良かったな・・

 

とか

 

ずっと考えちゃう。

 

この感覚なんだか覚えがある・・。

 

と思ったら、なんと本作は、

ゲット・アウト」と「アス」のジョーダン・ピールが製作・脚本に関わっていた。

 

やっぱりね!

ホラー+人種問題を混ぜ合わせた作品といえば、ジョーダン・ピール監督だよね!!

この二つがこんなに相性が良いというのも監督で学んだよ!!

 

あと、私は全然知らんかったのですが、本作は1992年に製作されたものの精神的続編らしいです

wiki情報。どうでもよいけど「精神的続編」という言葉初めて聞いたよ)。

 

 

この1992年版はヘレンという女性が主人公で、キャンディマンのことを研究している女子大生の話らしいす。

今回の映画では「ヘレンがキャンディマンを追って頭がおかしくなった女性」という逸話として語られ、本作が1992年版続編であること明示しているのですが、実際の話はどういったものだったのか・・・。

超超超気になる・・・。

なので、1992年版の「キャンディマン」を見て、さらにこの映画の背景を深く知りたいなと思います。

そっちの方も見たらまた感想書きたいです。

f:id:kurimanjyu:20211016102001j:imageアマプラで借りよ〜

 

はい。

 

という感じで、

一風違うホラー作品を求めてる方にはオススメの作品なので、興味ありましたら是非見てみてください。

ただ飴を配っているおっさんの話じゃないです。

もっと深い作品です。

 

あと、

主人公アンソニーの身体が本当良すぎて

オー、マーイ、ガー!(フレンズのジャニス風に)

なのでそこも注目してほしいです

(最後の最後でゲス情報)

 

 

はい。

では、良いハロウィンを(良いハロウィン?)。

さようなら〜